雪の降る前の11月後半はみぞれ交じりの冷たい雨と雷が多く、1年で一番憂鬱な時期かもしれません。特に表日本から来て初めて冬を向かえる方はメンタルダウンするかもしれません。
欧州もどんよりした太陽の出ない冬なのですが、新潟県の赴任者は雪がないだけ快適と言っている人が多かったです。
この初冬の冷たい雨の中での恒例の農作業は、冬に食べる大根の保存作業や銀杏拾いです。
大根の土中保存と干し大根
①大根の土中保存
雪が降る前に、大根畑から抜いた大根を家の近くの畑に大根を並べて埋めて土をかぶせておきます。春まで雪の中から掘り出し食べます。雪の下の大根も細胞が壊れないように糖分を出して凝固点降下させます。おかげで甘い美味しい大根が頂けます。

毎年 雪が1mくらいは積もるので、家の近くの畑に土中保存します。これで春まで甘い美味しい大根が食べられます。
②沢庵用大根干し
沢庵に手頃な大根を軒下に干します。20日くらい経過すると柔らかくなるので沢庵付け開始です。米ぬかにザラメ、塩、昆布、柿を加えてつけます。

4本を藁で縛って干します。多い時は50本くらい干してましたが、食べきれないので最近は20本くらい。
③切り干し大根
形の悪い大根は、一定の大きさに切り皮を剥いて、紐につるし寒風干しにします。冷たい風にさらされた切り干し大根はとても美味しいです。腸内細菌も喜ぶ食べ物です。

雨が多いので10日間くらいかけて干します。
松前漬けの数の子と昆布の相棒のハリハリ大根に変身します。
お正月のご馳走です。
銀杏拾い&処理
今年も木枯らしが吹いて銀杏が落ち、これを拾い集め、果肉を水につけて洗い流し種をとります。。最後はニオイとりで中性洗剤で洗い流し乾燥です。この処理が結構大変ですが、薪ストーブで炒って食べる美味しい銀杏を思い浮かべながらの作業です。


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