Come back Owl !

屋敷林の自然

 フクロウが屋敷林に姿を見せなくなってから40年くらい経ったように思います。子供の頃、夜になり『ノリツケホーセ』という鳴き声が聞こえると、明日はお天気だから洗濯して糊付けをして干しなさいとフクロウが鳴いていると教えられたモノです。

数年前にフクロウの仲間のトラフズクを見つけましたが、その後は見かけなくなりました。
 (この鳴き声はトラフズクではありません)

 ・子供の頃、隣のお兄さんが野生のフクロウ(たぶんUral Owl)を飼っていて、エサによくトノサマガエルを与えていました。フクロウがカエルを丸呑みして後から皮や骨をダンゴ状にして出すのがおもしろくてよく見ていた記憶があります。

 ・フクロウはカエルや小動物を捕獲する猛禽類ですが、トノサマガエルはいないし、冬の雪ネズミもみかけません。里の環境がここ半世紀で変わって、食物連鎖の頂点のフクロウも住めなくなって久しく寂しい限りです。

 ・野鳥のヒナを取って来て飼いならすのが、田舎の子供の遊びでした。放し飼いにして呼ぶと飛んでくるのは鳥と話ができる昔話の世界で、それは楽しい子供のあそびでした。(結構、飼育中に死なせてはしまいましたが)
今は野鳥のヒナを飼育することは禁止されているようですが、それよりも野鳥の住処である里の生態系破壊への想いが至らないことの方が罪深いように思います。子供の頃に自然の虫、魚、鳥、動物と遊んだ(殺した)ことがない勉強のできるこの国のリーダーには気が付かないように思います。残念!

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